ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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『わが魂は輝く水なり』 2回目

最初にチケットを取った時点ではこの日1回だけを観る予定でした、目的が秋山奈津子さんと津嘉山正種さんのみだったもんだからして。
でも、チケット発売からこの日の公演までの間に野村萬斎氏の魅力に気付き、で、5月6日のチケットを、そしてその公演を観た後もぉ1回!と前楽の5月26日ぶんを入手。千秋楽はさすがに完売でした、残念!

『わが魂は輝く水なり』
2008年5月24日(土) Bunkamuraシアターコクーン
18:00開演 20:50終演(休憩15分)


実を言うと6日、観る前はちょっとっつかかなりの不安が。とゆぅのも、以前に観た初生蜷川さん演出舞台で「忙しいからって手抜きしてんぢゃぁないの配役、、、!?」とちょいとばかり疑問に思ったりもしたもので。今回の舞台も実際に生のお芝居を観たことある役者さんは秋山さんと津嘉山さんだけだったし。新たに観る目的となった萬斎氏に至っては、1度狂言を観ただけ、現代劇はドラマも観たことありませんでした。
ところがどっこい始まった瞬間から惹きこまれましたっ!美しいセット、実力ある役者さん達の確実な演技、そして、、、やっぱコレでしょ、菊之助さんの美しさ。ナマ菊之助さん初観の私にはかなりの衝撃でした。とにかく、舞台上の全てに魅了された私はひゃぁ~~っっっ・・・・・!!!って目が皿、何かを考える余裕もなく瞬き1回もしないうちに終わったって感じです。
そんなわけで、今回2度目はしっかりお話といろんな役者さん、特に萬斎氏を観なくちゃって心して席につきました。


この日も5月6日に観た時と全く同じ前方席。役者さんの鼻毛も見えそぉです(観たくないけど)。
さぁ、今日は落ち着いて、、、って思ったのもつかの間、五郎(尾上菊之助)がススゥ~~っと出てきた途端に目は釘付け。滑舌はバッチリ、発声の調子、身のこなし、表情、全てが純粋な魂の持ち主そのもの。外見だけぢゃない、内から滲みでてくる品の良さがあるみたい。感情を激しく表わす場面はないけれども、権頭(津嘉山正種)や六郎(坂東亀三郎)、そして実盛の言葉に敏感に反応して変わる目の表情。自分が思いもよらない罪をきせられ殺されてしまったのに、恨み言一つもなく「集団の中での邪魔者は消されるのが常です。」と、優しい笑みを微かに浮かべながら言えるのは、透き通るよぉな純粋さを表現できる役者さんでしかあり得ないのではないでしょぉか。そして、親である実盛(野村萬斎)を支えながらも、時折見せる駄々をこねる子供のよぉなところ。年齢を超えた亡霊でありながらも、やはり親子なんだ。そんな五郎を観てるだけで心がキレイになるよぉな気がしました。それにしても、六郎と抱き合おうとする場面って、五郎にしてはずいぶんとハジケたところなんだなぁ~、って音をたてて床に転がる五郎を観て思ったデス、前回よりもパワーアップしてたし。
菊之助さんのしゃべりって、本当に聞き取りやすい。役柄が亡霊だからってのもあるかもしれないけど、長台詞ってか独白、全くよどむことなくしっかり感情込めて話しかけてくる。でもその相手ってのが私達観客ってわけぢゃなくどこかにいる誰か。照明のせいなのか、衣装が反射してるのか、それともカラーコンタクトなのか、なにか色めの違うあの目は、、、父である実盛を見てたのね。

目的はこの人を観ることだったんですよ実盛の野村萬斎氏。そして実盛はまさに60歳を超えるっつぅか、今の時代で見ると70歳は超えてるぢゃぁないかぁ(?)なおじいさんでした。口髭は本物をゴマシオにしてたらしぃですが(って別にどぉでもいぃことか、、、)、声、しゃべり、動き、特に初めて舞台に出てきた時の権頭に対する態度なんか、苦しい戦を乗り越えて生きてきた図々しさみたいのがあったよぉに思えます。前回は登場場面をまだかまだか、と待っていたので、枝垂桜の影から出てきた時にはやっと登場だぁ、と「萬斎氏」ってのが頭にあったんだけど、今回は疑いなく老将そのものとして私の目に映りました。五郎との会話、ただコミカルってだけぢゃなく「若さ」に対する僻みみたいなものも感じられ、それでいて一人になると息子に頼っているかわいらしぃ老人だったりする。そんな五郎が実は巴に殺されたこと、そしてその一番の原因は自分にあったのかもしれないこと、それが判ってからの「普通なら親が若い自分の子供の成長を見守るのに、どぉして世間を何でも判っている親が若い子供に見守られなければならないんだ、、、。」みたいな内容の言葉(よく覚えてないです)はとても哀しい。そして「新しい驚き」である巴との夢の中での会話。「思い出の中の匂いはより鮮明」と五郎が言っているよぉに、思い出の中の巴もより清くなっていたのかも。そんな巴が自分を求めるあまり狂気を見せる場面での実盛の驚きと戸惑い。実盛だって巴を求めていたからこそ、自分の老いに対して若者に負い目を感じてたのに。「…だからどうだというのだ、いったい何を望んでいる!?」って実盛の言葉は心を締め付けられるよぉでした。今回は泣かせていたらきました、この辺から。最後の場面では、五郎も実盛の覚悟を判ってる、で化粧を手伝ってあげる。切ないよ、、、でも、なんだか心が暖かくなる、感動なのダ。

萬斎氏のしゃべりって独特。これは狂言師だからなのか、狂言師でありながら現代劇をやってる方を他に知らないので比較できないから判らないんですが。老人を演じてるってのもあるかもしれないけど(すいません、他の作品観てません)、とてもゆっくりしゃべる、聴きやすい判りやすい。抑揚、台詞の切り方が他の役者さんと全く違う。でもそれがとても自然。そして声量が素晴らしいです。感情込めた場面なんて、前方席の観客の皆さん、きっと鼓膜がキンキンするくらい響いてたでしょぉ。さすが狂言師、マイクいらずですな。

観劇初めてまだ半年、そんなに多くのお芝居を観たわけではありませんが、でも感情的なしゃべりの場面では今迄何度も観てきました、唾飛ばしまくりなとこ。ところが、菊之助さんも萬斎氏も全くそんなことは無かった。これって腹から声出てるってことでしょ。

役者さんに関しては、今回はこのお二人に限って書かせていたらきました。
舞台全体の流れは、皆さんノリにノってるって感じ。前回観た時と若干の演出の変更があったようですが、それは次回書かせていたらきます。
あ、一つ、これはとても微笑ましかったので。最後のお化粧の場面、五郎に「父上が嫌っていた公家の化粧を、、、?」」と言われ、五郎の顔色をチラチラとうかがうよぉに見ながら白粉を塗る実盛、と、五郎に紅も塗ってもらって唇をンパンパンパッするこれまた実盛。より笑いを誘ってました。前回はただ塗ってもらってただけでしたもんね。

カーテンコールは3回程だったかな。一番最後に(当然ですが)舞台奥から老将ぽくゆっくりと歩いて出てきた萬斎氏、途中から勢いつけて客席目の前でホップステップ、そして高いジャンプでキックしておりました。ムエタイ?前回やってたかな?たぶんやってなかった、よく覚えてません、老将メイクぢゃぁなくなってるなぁ、自分の髭ぢゃん、とかそんなチェックしてたので。自信満々は表情だわ、納得だけど。菊之助さんも満面の笑顔でした。

いやはや、それにしても伝統芸能の役者さんって凄いよ。格の違いを感じました。
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| 田中さんあれこれ | 2008-06-14 | comments:2 | TOP↑

COMMENT

ご訪問ありがとうございます

たまに訪問させていただいていました。
一部かぶるなーと思っていまして・・・σ(^^)
菊之助さんは、元来女形なので、比較的女になりやすいのですが(笑)
まだ配役は発表になっていないのでどうでしょうか・・
私のほうも趣味は散漫ですが、歌舞伎は大好きなので、
記事も多いです。よかったら訪問してください。
萬斎さんは、陰陽師で注目するも、狂言は・・・ちょっと。
でもNHKの鞍馬天狗で再燃、生が見たくて飛んでいきました。
「わが魂~」TVでやることになってうれしいですね!
今後ともよろしくお願いします!

| かっぱら | 2008/07/30 22:47 | URL | ≫ EDIT

かっぱらさん♪

こちらこそご訪問ありがとぉございます!
「わが魂~」のチケット発売時は、萬斎さんのことは何とも思って
なかったんですけど、ほんの数ヶ月で人間って変わるもんだなぁ~、
なんて思います。
テレビ放映、凄く楽しみです♪
狂言も今のところ萬斎さん目当てで、、、話も判り易いし、、、へへへ。
歌舞伎は今はとにかく菊之助さんが観たくて。
その昔時代劇でとてもカッコよかったのを覚えてる仁左衛門さんや、
愛之助さんがご一緒される演目だったら尚の事嬉しいのですが、、、。
オウチャクモノなので、たまにしか更新してませんが、
これからもどぉぞ宜しくお願いしますねっ!

| とぐろ | 2008/07/31 00:46 | URL | ≫ EDIT















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