ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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観たどぉ~♪『わが魂は輝く水なり』

とても美しいタイトル、そして萬斎さん、秋山さん、津嘉山さんご出演のめちゃくちゃ期待のお芝居。

『わが魂は輝く水なり 源平北越流誌』
Bunkamura シアターコクーン
2008年5月6日(火)
19:00開演 21:40終演 休憩15分

作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
出演:野村萬斎、尾上菊之助、坂東亀三郎、津嘉山正種、川岡大次郎、秋山菜津子、邑野みあ、廣田高志、大石継太、大富士、長谷川博己、神保共子、二反田雅味 他

あらすじ:わが魂は
源平合戦の時代、平家の武将斎藤実盛は幼少の義仲の命を助けたが、今は敵味方となっている。実盛の息子五郎は、八年前に木曽軍に身を投じ不慮の死を遂げ、今は亡霊として父の傍らにいる。義仲軍の勢いは激しく、倶利伽羅峠の合戦で傷ついた実盛は故郷である越前の藤原権頭の屋敷に帰って来た。そこに居合わせた五郎の弟・六郎は父の傷ついた姿に義仲軍の強さを見、義仲の元へ走った。五郎は森の深みから父を導き出そうとするが、白髪を黒く染めて若武者を装った実盛は、別行程を行く自軍を救うため、あえて森の奥へと進んで行くのだった。


”美しい”・・・観終わってまず心に浮かんだ言葉だす。


『さらば、わが愛 覇王別姫』に続き、蜷川さん演出の舞台はこれが2度目になります。先日、『どん底』を観た時になんとなくチケットカウンターに寄ったら、GW中のチケットがまだ残ってると知り思わず買っちゃった。もぉ1回観る予定あるので、今回は超ミーハー視線で!ヒヒヒ
面倒くさがり屋の私、例によって事前に歴史チェックもしなかったので、劇場に着いてからパンフレット爆読み。この戯曲、30年近くも前に書かれたものだったのですね。

真っ暗な中で琵琶の音が響いて平家物語の冒頭が語られ幕開きです。
舞台にぼんやりと照明があたり、樹木が描かれたスクリーンが映し出される、次の瞬間、そのスクリーンに格子が映し出され、大きな障子のような引戸であることが判ります。その引戸の向こうには低い樹木がまばらに植えてあり、流れる薄い霧がほの暗い森の奥深くを思わせます。そこに亡霊の五郎(尾上菊之助)がすっ・・・と現れ、引戸が開き、お話が始まります。この最初の場面がとても美しい。

この引戸は、いろいろな場面で印象的に使われています。逆さまの馬、合戦での死者がこの引戸の向こうにぼんやりと映し出され、美しい森と合戦の地獄絵とのギャップがより一層それぞれを際立たせてる。舞台いっぱいの枝垂れ柳や海岸の断崖など目を奪う背景、一瞬での舞台の早変わり、舞台装置のそんな意外性、素晴らしさに「おぉ~!」と思うことが何度も。
そして舞台に風がそよそよと吹いています。亡霊である五郎の薄衣をやわらかく揺らし、花を揺らし、樹木を揺らします。この風も意味があるように感じました。風は人々の運命をも動かしてゆく。風に従う者も風に逆らい自分の意思で生きようとする者も、しだいに一つの大きな時代の流れに押し流されてしまう。
源平合戦を背景に、物語は現代の自然破壊や親と子、若者と老人、生と死、正気と狂気の関係を”水、森、人間の魂”で描いているように感じます。

坂東亀三郎さん(斎藤六郎)
歌舞伎の方なのですね。物語の動きをつくってゆく大事な役。静かな時も激しい時もさすがに滑舌ばっちり。安定感のある確実な演技でした。

津嘉山正種さん(藤原権頭)と邑野みあさん(ふぶき)
津嘉山さんは滑舌がいまいちで、、、。落ち着いた場面ではいぃのですが、大声で怒鳴る場面とかになると聞き取りづらい。声は良いんですけど、、、私としてはかなり残念。
邑野さんはいつもただただ早口のキンキン声で喚いてるって印象。終始苛立っている役なのは判るけど、他に方法ないのかな?

秋山菜津子さん(巴)
なにしろキャバレーでは表情も判らないくらい遠くだったので、今回はその表情もよぉ~く観れてとっても満足。お綺麗だぁ。集団を率いる情熱と女としての情熱、夢と現実と狂気が判らなくなっていく様子が美しく恐ろしい。

長谷川博己さん(平維盛)
飄々とした将軍役、いぃ味出してました。役立たずのようにも見えるけど、でも命の大切さを知っているんだろな。どんな場合でも落ち着いて耳を傾けねばならないことは判ってる人。「人は何故、右か左、前か後、上か下と二つのうち一つを選ばねばならないのだ?他にも選択肢があってもいぃだろう。」とゆぅ言葉が印象的です。こぉゆぅ人好きです。

尾上菊之助さん(斎藤五郎)
スケキヨでしか知らない私、出てきた瞬間びっくりしました、美しくて。良い声とゆぅより”美しい”とゆぅ形容詞がぴったりの声、そして甲冑の上に羽織った薄衣が風にひらひら揺れ、若い武将か女性か、性をも越えた存在を感じさせる立ち姿。大人の汚れた心を持つ前に亡くなり、濁りのない魂の気高さや美しさの持ち主である亡霊を、まるでそれが本当の姿であるかのよぉに自然に演じてました。

そして野村萬斎さん(斎藤実盛)
60歳の老将を演じるとゆぅので、20歳も老けメイクはどんなもんかと思ったのですが、五郎との親子の年齢差も全く問題なし。白髪のかつらを付け、低めの声にも鋭い視線にも、他に慕われる武将としての気迫や強い精神、そして”情と理、武士としての潔さ”を感じました。終始甲冑姿で、普段は動くのが大変そぉに60歳の老将、合戦になると歳を忘れ豪快に敵をなぎ倒してゆく。そんなところにこの実盛の”戦うために生まれてきたような男”が出ているようでした。いつのまにか、60歳萬斎さんは実盛としか映らなくなり、最後に白髪を黒く染めシワを隠すため白粉を塗る場面になってハッ、萬斎さんだったんだよって我に返ったり。

実盛と五郎の掛け合いがまた面白い。親しみのこもったユーモアまんてんの会話、これが単に父と息子ではなく、父と既にこの世のものではない息子とゆぅ関係を象徴しているよぉに思えます。

それにしても、この時代の父親の存在は大きかったのでしょぉね。五郎の言葉も六郎の行動も、父である実盛の影響なしでは語れない。

五郎の最初の言葉「・・・水だ、水の臭いがする」、そして最後の実盛の言葉「どこかで水が溢れている・・・水を思うと心がなごむ、心が落ち着く・・・なぜだ・・・」。実盛はこのとき自分の最期を予期し、赤の錦の直垂をきています。
美しい水によって心が浄化され、一瞬のうちに若返った魂を感じる。そんな瞬間て誰でもが経験できるものなのでしょか。きっとそれは定められた人のみが経験できるものなんだろな、なんて思った私です。

パンフレットによると、学生運動や日本の演劇界での大きな変動をも含ませている、らしぃです。
もぉ1回観るんだもんっ、すっごい楽しみです
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| 田中さんあれこれ | 2008-05-09 | comments:8 | TOP↑

COMMENT

おかえりぃ♪
菜津子さんのお名前に魅かれつつ諦めたので、楽しみに待ってたよぉ。
正種さんの声、雨利もスキなんだけど。観たのはハムレットだったかな?
あんときは父親(亡霊)役だったから、聞き取りづらいのかと思ってたんだけどねっ。。。違うのか。
萬斎氏は舞台(特に蜷川舞台)向きの声ぢゃないと雨利は思ってるから、武将ってどうなのよ?ってチケ取らなかったけど。。。
行くべきだったかな。。。

| 雨利 | 2008/05/09 21:35 | URL |

雨利さん♪

平日ならまだチケット残ってるかもよぉ。
遥か昔、FM東京の「クロスオーバー・イレブン」って番組のナレーションやってたのが津嘉山さんで、それ以来声大好きでねぇ。今回はちょっとレロレロっぽかったんだよにぃ…。
萬斎さんの声かぁ、確かに浪曲師(?)みたいな声だよね、へへ。
他の舞台観たことないんだけどさ、今回は老将ってのが合ってるのかもね、声。
ってことで、例の「まちがいの狂言」と「ハムレット」のDVD買っちまいましたぁ~♪あれ、雨利さん観た舞台ぢゃん!
そぉそぉ、菜津子さん武将姿の時、履いてるのが一人だけ茶色のロングブーツだったよぉ。

| とぐろ | 2008/05/10 01:58 | URL | ≫ EDIT

きれいでしたね~

とぐろさん♪
照明も美しいし、場転も無駄が無くてテンポがいいし。
清水さんの脚本は苦手な印象が強かったのですが、今回はとても私好み!
もう1度観られるなんて、羨ましいです~。
萬斎さんも菊之助さんも、とにかく素敵でした!

| みんみん | 2008/05/11 18:46 | URL |

みんみんさん♪

お雛様のぼんぼりみたいな格子のスクリーンに映し出されただけでも美しい菊之助さんなのに、その上語る言葉まであんなに美しいもんだから、吸込まれましたです、とぐろ。
萬斎さん、津嘉山さんと年齢差感じなかったですよね。
チラシの実盛想像してたので、白髪姿がちょっとショックだったんですが、実は…へへ。
あの枝下れ柳は本当に素晴らしいです、観た瞬間鳥肌立ちましたよぉ。
DVD出るんだろか?次回は目に焼き付けてきますっ。

| とぐろ | 2008/05/12 01:47 | URL | ≫ EDIT

やっと

自分の感想を書いたのでコメントなんぞ。

>”美しい”・・・観終わってまず心に浮かんだ言葉だす。
もぉ、この一言につきますね!
何もかもが美しく、本当に素晴らしい舞台でした。
とぐろさんのイラストや感想を見て、色んなシーンが蘇ってきましたよぉ。

ん~、DVDになったら何度もリピートして、
一時停止して、スロー再生して、、、、楽しんでやるぅ。(笑)

| 麗 | 2008/06/08 23:56 | URL |

麗さん♪

ほんとにほんとに全てが美しい舞台でした!
流れるお音楽も心に染みるよぉだったし、役者さんは皆お上手だし。
イラストといえば、お化粧のシーンでは赤い直垂なのに、青で描いてしまってるわぁ、髪の色も黒くなってないぢゃん、なんて今になってきづいた私です。
カーテンコール、私も即立ちしましたよぉ、2階でしたけど!

DVD発売してくれるかなぁ??
してくれますよねぇぇ、とても評判良いし。
そしたら、鑑賞用と保存用と2枚欲しぃですぅ~~~。

| とぐろ | 2008/06/09 18:18 | URL | ≫ EDIT

おじゃましまっす(≧∀≦)

とぐろさーん、こんばんはー♪
お邪魔しに来ちゃいましたー(≧m≦)・・・って、
なんとっ充実したブログi-204i-204v-344
イラストも素晴らしいしーーーーっv-353
我が家のオチャラケぶりがいと恥ずかし・・・(; ̄∀ ̄A ・・ではありますが、
今後ともよろしくお願いしたいので、誠に勝手ながら、
我が家のお気に入りに登録させていただいちゃいましたーm(_ _)m

それにしても・・・「わが魂・・・」
是非DVD化して欲しいですねっ!
へみぞーは一回入魂の舞台鑑賞だったので、
日々薄れ行く記憶を頼りに、懸命に脳内再生を繰り返しておりますが、
もとより記憶チップの足りないポンツク頭ゆえ、
とにかくDVD化を是非ともお願いしたいのでありまっす(≧人≦)
あの美しい舞台を早くもう一度観たいですー(*´∇`*人)

| へみぞう | 2008/06/18 20:40 | URL | ≫ EDIT

へみぞうさん♪

いらっさいま~せぇ~!
お気に入り登録ありがとぉございますっ。
作文が大の苦手な人間が、自分のミーハー記録を残したいがために始めた
ブログなので、すんごく内容偏ってんですがぁ、へへへ。
しかも書き方に統一性がない(笑)!
ま、性格がテキトーなのでこんなもんだろ、なんて思いながらノンベンダラリと
続けていきたいと思いますので、これからも宜しくお願いしますっ。
そいと、私のとこにも「まんざいばんざい」リンク貼らせていたらいちゃいますっ。

今いちばん気を揉んでいるのが「わが魂」のDVD化ですよぉ!
「三番叟」と同様、毎日でも観たい気分ですよねぇ。
是非ともDVD化していたらきたいですぅーー。

| とぐろ | 2008/06/19 07:04 | URL | ≫ EDIT















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