ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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観たどぉ~♪『屋上庭園/動員挿話』

『屋上庭園/動員挿話』
2008年3月8日(土)13時開演~15時終演 新国立劇場小劇場
屋上庭園/動員挿話
原作:岸田國士
演出:「屋上庭園」宮田慶子
    「動員挿話」深津篤史
出演:「屋上庭園」
    並木:山路和弘、その妻:神野三鈴、
 三輪:小林隆、その妻:七瀬なつみ
   「動員挿話」
     宇治少佐:山路和弘、従卒太田:太田宏、
馬丁友吉:小林隆、少佐夫人鈴子:神野三鈴、
友吉妻数代:七瀬なつみ、女中よし:遠藤好
あらすじ:
「屋上庭園」
学生時代の旧友である三輪と並木はそれぞれの妻を伴い、とあるデパートの屋上で思いがけず再会する。久しぶりの再会を喜びぶ2人だが、経済的、家庭的にも恵まれた三輪に対し、未来の文豪を夢見ながら現在は仕事もなく貧困生活を続ける並木。しだいに2人の会話はぎこちないものになっていき、やがて並木は三輪に金を無心する。

「動員挿話」
明治37年夏、日露戦争が始まり陸軍少佐宇治のもとにも出征の命がくだる。宇治は馬丁の友吉を呼び一緒に戦地へ行くよう勧めるが、友吉は黙ってうつむいたまま返事をしない。女房の数代が断固としてそれに反対しているのだ。数代は宇治や夫人の説得も聞き入れず、宇治は主従の縁を切ると怒って行ってしまう。主従の縁と義理、世間的立場と夫婦の愛の間に悩むが、ついにひとり戦地へ行く決心をする友吉に、数代がとった行動とは…。


昨年末から始まった観劇、最初は好きな俳優さん目当てで観に行ってたんだけど、生のお芝居観る楽しさを改めて知りまして、初めてご贔屓さん抜きでチケット買ったお芝居だったりするのだす。
「“演劇界の芥川賞”と称され、新人劇作家の登竜門とされる岸田國士戯曲賞。その賞に名を残す岸田國士は大正・昭和期の劇作家。岸田の作品集から珠玉の小品2作をおおくりします。」って言葉に誘われました。。。
あ、でも源さんの小林隆さんがご出演ってのにも惹かれたんだった。

「動員挿話」は40分、「動員挿話」は1時間10分のお芝居。斜め置かれた島(ってゆぅのかな?)舞台で、白墨で白い雲と遠くに見えるビルの輪郭が書いてある黒い黒板が斜めに吊ってあるシンプルなセット。どちらも2組の夫婦の姿を描いてて、2作品とも七瀬なつみさん・小林隆さん、神野三鈴さん・山路和弘さんのコンビ。この2組が10分の休憩を挟んで全く立場の違う夫婦役を演じ分けます。


まずは「屋上庭園」。
並木が卑屈なんだよ、とっても。夢を追いかけ続けて結局は貧しい生活をしなければならないのを諦めて受け入れてる、みたいなこと言いながらもその裏では愚痴をこぼしてる。裕福でなんの苦労もなく暮らしているよぉに見える三輪と会話し、益々その卑屈さが露骨になるんだわ。ついには金持ちなんだから少しの金くらいネダたっていぃだろぉ、って。でもそんな三輪が実は悪化する持病(?)と闘いながら頑張ってるんだってことが判ると、並木はただただ困惑、感情のぶつけどころを失くしちゃう。旧友が心の内を打ち明けてくれたってことで喜ぶ三輪なんだけど、そんな三輪を見て並木のプライドが許さない、借りたお金返しちゃうのだ。またしても自分の殻にこもっちゃう。三輪夫婦と別れた後、並木は奥さんに強がってみたりするんだけど、奥さんは貧乏なんて全然気にしてないのよ、並木と一緒に居れさえすればいぃって。並木には判ってないんだよねぇ、そんな奥さんの気持ち、どんどん周りから遠ざかって殻に閉じこもる並木を心配する奥さんの気持ち。
2組4人がそれぞれバラバラの角から下を眺めてるところから始まるんだけど、これって4人の心の中身を表してるんだべか?

そして「動員挿話」。
舞台の奥に馬のハリボテ(?)みたいのが置かれてる。最初、従卒太田が出てきて黒板に日の丸の絵をどんどん描いていく。黒板には雲とビルの輪郭が描かれたままだけど、そんなの関係ないのね。戦争に借り出される兵隊さんを「バンザイ!」って送った時代なんだなぁ~って。
夫を戦場へ借り出されまいとする数代と、少佐である夫を毅然と送る鈴子の姿が対照的です。3度目の結婚で今度こそ愛する夫と2人で幸せになりたいと思ってる数代は、その当時絶対といわれていた主従関係に背こうとも夫とは離れたくないとゆぅ硬い決心がズンズン伝わってくる、命を賭けるよぉとも、ね。鈴子は穏やかに夫を戦場に送るけど、でも実は影で泣いてたりするのよ。そりゃそぉだよね、嫌だし哀しいに決まってる。自分の気持ちを堂々と言える数代に「あなたが羨ましい」って言ってるし。
友吉はとにかく優柔不断。主人に言われれば付いて行きたいと言い、数代に言われれば残ると言う。なんだか風に吹かれるまま生きてきたって感じです。結局は一度数代に残ると約束したのに、他の馬丁に習って主人と共に戦場に行くことを決める。友吉って戦争のことも数代の想いもすごく軽く考えてるよねぇ。世間体のことばかりで自分にとって何が一番大切なのかってのが判ってないよぉ。
友吉が一転、戦争に行くことを数代との相談なしに決めたことを知った鈴子の態度が、それまで友吉には穏やかに接してたのに急に冷たくなったのがとても印象的でした。

2作品を観て、小林隆さんって身分高い役も低い役もお上品に見えちゃうみたい、穏やかだしねぇ。どぉしよぉもないよぉなエゲツナイ役、観てみたいなぁ。
七瀬なつみさんは能天気な苦労を知らなそぉな奥様と気丈に主人に立ち向かう妻、神野三鈴さんは貧しくて薄幸そぉだけど心優しい妻と少佐の毅然としている妻、ってゆぅ全く対照的な役柄を演じていて、とても同じ人とは思えない変身ぶりです。
10分間の休憩で、気持ちの切り替えってどぉやってんだろね?だってトイレ行ってる時間もあるかどぉかぢゃんか。
役者の皆さんの力量だけが全て、みたいな舞台でした。なんだか観てるこちらも気持ちがキュキュッと引き締まる感じがしたです。

なんだかさぁ、世間体、プライドってある程度は必要なのかもしれないけど、でもよぃ~く考えないとコワいよなぁ、なんて思ってしまったりするのだ。
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| 舞台を観る | 2008-03-10 | comments:2 | TOP↑

COMMENT

岸田 國士作品

もう放送、終わっちゃったかなぁ?
ケラさんが岸田 國士の原作を脚色した“犬は鎖につなぐべからず”って舞台も面白かったよ♪
岸田 國士って難しそうなイメージがあったけど、観やすかった。
機会があったら、オススメします♪

| 雨利 | 2008/03/12 12:13 | URL |

雨利さん♪

劇場で買ったパンフ読んでたら岸田さんが「犬は~」の
原作のこと書いてありましたぁ。
どっかで聞いたタイトルだなぁ~って思ってたら、そぉか
ケラさんだったんですなぁ。
観てみたいだす、次の機会を逃さないよぉにするぞぃっ!

| とぐろ | 2008/03/12 17:55 | URL | ≫ EDIT















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