ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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観ました♪『新宿狂言vol.15』

全労済ホール/スペース・ゼロ20周年記念
『新宿狂言vol.15』

2009年2月12日(木) スペース・ゼロ
19:00開演 21:05終演

◆『福の神』 祝言之式
野村萬斎、地謡:深田博治、石田湯幸雄、高野和憲、月崎晴夫、後見:岡 聡史

◆解説:石田幸雄

◆『呂蓮』
旅僧:野村万之介、宿の主人:深田博治、妻:高野和憲、後見:岡 聡史

◆『木六駄』
太郎冠者:野村萬斎、主:高野和憲、茶屋:石田幸雄、伯父:野村万之介、後見:月崎晴夫


実は14日分のチケットを入手していたことを忘れ、ぴ○で購入し発券し忘れ、んでもって購入したのもすっかり忘れ、公演前日にハタと思い出し、そんなこんなで同じ公演を日にち違いで2回観ることとなりましたぁ。2日とも違うブロックから観ることになるので「まぁ、いぃか」とは思いましたが、懐が寂しい身なので、ちょっとこんな気分で出掛けたのですが、、、やっぱ観に行って良かったダス、ヒヒヒ。




変幻自在の舞台空間ってことで、こじんまりとした会場内は左右に橋掛かりがある能舞台といった感じ、左側橋掛かりから壁に沿って客席後方まで欄干のついた通路・・・花道が続きます。舞台の上に「新宿狂言vil.15 来場感謝ハート」「ご来場いただいた皆様に福をお授けいたしましょう」みたいな文字(よく覚えてません(焦))が映し出され、始まりです。

『福の神』 祝言之式
<あらすじ>
2人の信心深い男が大晦日に福の神を参詣すると、福の神が現れ、2人を幸せになる秘訣を教える。「勤勉で優しく、来客を喜び、夫婦仲を円満に、そして福の神に酒を供えることだ」と舞い語ったあと、高らかに大笑いして立ち去っていく。

舞台奥のカーテンがシャァーーと開くと正面に金屏風。そこに地謡の石田さん、深田さん、高野さん、月崎さんが右橋掛かりから登場です。「ハァ~~ッハッハッハッハッハッ、、、、、」の声で福の神登場。橋掛かりのとこからずっと笑いながら出て来てくらさるんですね、ヨダレ垂れちゃうのも判ります、ずっと口開けっ放しだもんね。私、福の神ってまだ観たことなかったので、本番の装束を観てちょっと驚きました。お~、煌びやかでナカナカ素敵~なんて思いながら足元まで嘗め回すよぉに観たらば、あら、袴(でいぃんでしょか?)の裾って本当にヒラヒラなんですね。「にほんごであそぼ」の中だけかと思ってました(恥)!面の下の萬斎さんのお顔、色白いなぁ~、、、扇を持つ手が美しいねぇ~、なんて曲とは全く関係ないこと思いながら地謡の皆様の手を見たら、なんだ、膝の上にピシッと置かれた手は皆様キレイでございました。富貴になるには「勤勉、親切、喜んで来客を向かえ、夫婦仲良く、・・・そして福の神にもっと酒を供えること、ハァ~~ッハッハッハッハ、、、、」と去っていくのが、誰でもちょっと気をつけてれば出来ること&笑いで、いかにも狂言らしく楽しい曲でございましたぁ。

解説
「プログラムでは最初に解説となってましたが、楽屋の都合等を考えて順番を入れ替えました」と石田さん。「新宿狂言での解説は初めてなのでちょっと緊張しています」と柔らかな調子でお話を始められました。演目に関しては『呂蓮』では「いろはにほへと・・・」を頭に置いて観てください。『木六駄』は12頭のはずが7頭だけだったとかもっと観えたとか、そんなこと気にしないでください、とのことでした。新宿狂言では能舞台と違って照明、音響、舞台装置等様々な事ができるので、演じる側としては普段と違ってなんらかの刺激を受けることができるし、観る側も内容を理解する補助手段となるかと思う。シンプルな狂言が観たかったら能舞台で観てください(と、これは以前どっかで萬斎さんもおっさってましたね、っつか、皆思うことダスな)。能舞台にはない花道と右側席、今日の新宿狂言では普段は観れない形で狂言を観ることができる。新宿狂言を始めた頃は、あまりに普段の能舞台では考えられないようなセットのアイデアを出すので(主に萬斎さん)、劇場側の方が驚いていた等々、舞台上を左右に行ったり来たりしながら説明してくらさいました。

『呂蓮』
<あらすじ>
宿の主人は、旅の僧の話を聞いて出家を願い出る。僧は、主人が女房や親類に既に了解を得ていると聞き、髪を剃って出家させてやると、名を付けてほしいと言われ蓮の字にいろはを付けた名をいくつか提案し名づけることにする。そこに何も知らない妻がやってきて、相談しないで出家したことを怒るので、主人は僧に責任を転嫁し、妻は僧を責め立てる。

照明が落とされると「カァーー、カァー・・・」と夕刻を知らせるカラスの鳴き声。そこへ旅の僧の万之介さん登場。全国を行脚している天涯孤独の僧ですけど、なんだかお茶目に見える万之介僧なんですよねぇ。夜になるので宿に泊めてもらおうとすると、正面のカーテンがシャァーッと開き、縮小版の屏風の前にスマシタ顔でチョコンと座る宿の深田主人が現れるんですけど、この様子がなんだか可笑しい。屏風に描いてある絵は有名なんですけど、不勉強でちょっと判りません(またしても恥)。この深田主人、超~~単純っ、自分が感じることは誰でも同じに感じると思ってて、これまた超~~笑顔で出家したこと妻に話してんのっ!今まで観たことある深田さんの役はなんとなく真面目一本のイメージがあったんですけど、今回の主人は妻にシリに敷かれ、妻が居ない所では調子の良い事言って、自分が言い出したことなのに妻の前だと僧のせいにする、なんてただただ単純で脳ミソ軽々な男。あの満面の笑顔と役柄が良く合っていて、私はかなりツボでした。万之介僧が主人の髪を剃る場面では、「ジョリ、ジョリジョリジョリ」ととても楽しそう、会場からも笑いが漏れてました。そして妻の高野さん、いやぁ~「コレぞ!」な”わわしい妻”を元気良く演じてらっさいました。夫と僧の間を怒り心頭早歩きで行ったり来たり、剃っちゃったのに「早よぅ毛を生やせ!」って無理言う妻も可愛いですよねぇ、で、結局夫の言い分を信じ(愛!)邪魔者の僧を突き飛ばしちゃって、「のぉ~愛しい人、こちへござれ~」と愛の手招きです。さっきまで夫のこと怒ってたのにぃ、コロッと変わって甘えちゃうところが可笑しい、けどなんかコワイ~。旅の僧はいぃ面の皮ですよねぇ、最後に「こりゃ、失敗したわぃ」とスゴスゴ去って行く後姿に「カァ~~、カァ~、、、」とカラスの鳴き声が、、、笑!素晴らしいSE!新宿狂言ならではですかっ!(今日の席ですが、僧のところに怒りにくる妻が近いのなんのって、ひゃひゃひゃ♪)

『木六駄』
<あらすじ>
主人は、都の伯父に木六駄と炭六駄と樽酒を届けるよう太郎冠者に命じる。雪の中、12頭の牛を追い峠の茶屋に辿り着いた太郎冠者は酒を頼むが、茶屋が酒をきらしていたので届けるはずの樽酒に手を付け、茶屋と飲み交わすうちに全部飲み干してしまう。更に酔った勢いで木六駄まで茶屋にあげてしまう。残りの炭六駄を乗せた牛を引いて伯父の家に行くが、主人からの手紙を読んだ伯父に木六駄の行方を訊かれると、太郎冠者は自分の名前だと言い訳する。だが、酒を飲み干したことがばれ伯父に追われることとなる。

昔って大変だったってか今って便利になったんですねぇ、ってのが一番の感想だったりして。牛12頭なんて相当な行列ですよね、それを雪が降りしきる山道を追竹一本で追って行くなんて、考えただけでも気が遠くなりそうです。客席後方から花道を「させぃ、ほぉ~~せぇ~~い・・・」と牛を追ってやってくる萬斎太郎冠者、わき道へ行ったり立ち止まったり来た道を戻ってみたりと勝手に動く牛を「ちょぉ~ちょぉちょぉちょぉ」と宥めながら本舞台へ。花道の壁は”真っ黒になって降る雪”の絵、舞台奥からは雪けむり混じりのシンシンに冷えた雪山の白い空気が流れてきます。牛を追う萬斎太郎冠者は右橋掛かりを通り抜け、舞台奥に作られた真っ白い雪山の細道を崖に落ちそうになったりする牛を引っ張りながら歩いていきます。ひゃぁ~、ドライアイスでしょうか、その白い空気が後ろの雪山のセットと相まって観ているこちらもブルッってなりそ。それでも全く悲壮感みたいのは感じないんですね、「大変だけど、ま、ど~にかなるでしょ」程度なの。石田さん扮する茶屋、これがまた人が良さそうで、顔見てるだけで和やかな気分になれそ。太郎冠者と茶屋とは知り合いなの?判りませんがやたらと仲良さそうでした。樽の酒を飲み干してしまう時の萬斎太郎冠者の表情は必見です、いたずらっ子ですねアレはっ。最初はちょっとだけのつもりがお酒で気がデカくなってく様子、鶉舞を舞いながら次第に酔いが回ってく様子を観ていると、萬斎さんのお顔も段々と赤らんでいくように見えてきちゃいます。酔ってフラフラしながらも楽しそうに雪道を行く時の謡、声の良さ、節の良さに「巧い」とウットリ。それにしてもホント”災難・苦難もナンノソノ・・・”ですね、ヘコタレナイよ太郎冠者、良いキャラですねぇ~♪ちなみに高野主人、裃の左の裾がクルクルになっちゃってましたネ。

舞台奥が宿の座敷になったり、寒そぉ~~な雪山のセットになったり、障子ごしにチラチラと降る雪が見えるセットになったりと、能舞台では体験できないような雰囲気の新宿狂言でした。
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| 伝統芸能を観る | 2009-02-12 | comments:0 | TOP↑

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