ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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観ました♪『狂言劇場 その伍』2回目

雨利すゎんとご一緒させていたらきましたぁ。

舞台芸術としての狂言
『狂言劇場 その伍』
2008年11月25日(火) 世田谷パブリックシアター
19:00開演 

Bプログラム
◆『苞山伏』

使いの者:野村万之介、山人:高野和憲、山伏:深田博治
<あらすじ>
藁苞(わらに包んだ弁当)をめぐる推理劇。とある山中、疲れて眠っていた山人が目を覚ますと、傍らに山人、山伏眠っている、そして食い散らかした藁苞が・・・。大切な弁当を食べてしまった犯人は、いったい誰なのか・・・?

◆能楽囃子
笛:栗林祐輔、太鼓:観世元伯

◆狂言による『彦市ばなし』
原作:木下順二、演出:野村万作、野村萬斎
彦市:野村萬斎、天狗の子:月崎晴夫、殿様:石田幸雄
囃子方 笛:栗林祐輔、太鼓:観世元伯
<あらすじ>
こちら

◆ポストトーク
出演:鎌田東二(宗教哲学)、野村萬斎






『苞山伏』
3本の橋掛かり。まず最初に上手橋掛かりから山人が、次に中央橋掛かりから山伏が、そして最後に下手橋掛かりから使いの者が登場です。3人とも役柄ピッタリですね、普通の平凡~な山人高野さんに生真面目な深田山伏、そしてなぁ~んかどっかでズルッコしてそぉな通りがかりの使いの者万之介さん。橋掛かりを出てくるだけで、かわいらしぃのになんだかクスクスって笑いたくなっちゃう万之介さんは、飄々としたキャラで山伏に罪を擦り付ける様子が可笑しい。山伏に犯人探しの念をかけられ、ちょっとビビって後退りする姿、長居は無用と橋掛かりを逃げる最中に念で引き戻され、右に左にヨロヨロする姿がはもぉ笑うしかないですっ。そんな万之介さんに頼まれ、自分の念力で立ち上がれなくなった真犯人を再度念で歩けるようにしてあげちゃう深田山伏ってば、私が狂言で観る初めての真面目な山伏かも!?自分に罪を擦り付けるようとした相手を、鎌(だっけ?)振り上げてやっつけようとする山人高野から助けてあげようとするなんて、深田山伏はなんてイイ人なんだっ。。。

『彦市ばなし』
この日はセンターブロックだったので殿様登場シーン、鯨カットシーン、シンクロシーンをしっかり観ることがでけました、嬉しいっ。ってことで前回横からでよく観賞することがでけなかった箇所をば中心に、、、。
やっぱし子天狗を吊るすのって、、、なんだか定位置まで吊り上げたりスクリーンの後ろに吊り下げたりするが為に、前の台詞との間に余計なマができちゃってる感じが私はしました、、、SePTの天井の高さを使いたかったのかもしんねぇけど、、、。月崎さんに高ぁ~いハシゴでも登らせて木のてっぺんから見下ろしてるとかでいぃんぢゃん?!スクリーンに漢字を写し出す演出、隠れ蓑着て剣術稽古してる子天狗の声に合わせて”葉”の字が揺れたり落ちたり、殿様が天狗の面を被ると”殿”に”天狗”の字が重なったりってのは楽しくてイィですね。彦市がズルッコ酒を飲んで泥酔していく様子をスクリーンに映すのは面白いです、はじめは杯だったのに終いにはデッカイ桶だかなんだかになちゃって、超酔っ払い彦市は嘘つくどころぢゃぁなくなっちゃう。何事も頃合をちゃんとみないとけませんよねぇ。殿様登場シーンとか河童が釣れるのを待つ間に他を見回る殿様、周りを見渡して何か面白いことないか探してる殿様の姿が遠くに見える感じ、SePTの舞台の奥行きを上手に使ってると思いますたぁ。このシーン、石田殿様の脳天気オーラがむんむんで大好きです。始終ニンマリ顔の彦市だけど、殿様が現れる前に親天狗の八つ裂きを逃れようと釣糸垂らしながら思案する場面、照明から外れた彦市の表情が超シリアスなんだか魂抜けてんだか、そいとも素に戻ってんだかさもなきゃ寝ちまってんぢゃないの?みたくマネキンっぽかったのが妙に目に焼き付いてますっ、後ろで脳天気な殿様が満面笑顔で照明浴びてしゃべってんのととても対照的で。。。あれは演技なのか、それとも素の萬斎さんなのか?ギャハハ!川の中で子天狗にいいようにやられる場面で、でんぐり返しを何度もする彦市だけど、床に頭をぶっつけちゃう音がナニゲによく聞こえました、ゴン、ゴツンって鈍い音で、、、。痛くないのでしょうか?しかし体を床に打ち付ける音は全くせず、身軽ですな彦市どん。石田さんの殿様は最高です!ってこの曲を他の配役で観たことないので比較できませんが、これだけハマってるとねぇ~。河童が逃げたのは殿様のせいと彦市に怒られた時の石田殿様の表情がっ、、、「ホンットにごめんなさいぃぃ、、、、」とでも言ってるよぉに頭垂れて背中丸めてショボォ~・・・ン。あぁ~~~、可笑しいっっっ!!

【ポストトーク】
「狂言をやるうえで知っていなければならないと思われる日本の古くからの信仰など紐解きたいと思いまして。」とゆぅ萬斎さんの言葉で始まりました。私は初めてですが、鎌田さんは以前に一度何かのポストトークにご出演されてるらしく、前回は岩笛(?)を、今回は山伏関連で法螺貝を持ってきてくださいました(ボォ~~~っと簡単な演奏もしてくらさいました)。萬斎さん(以下ま)「管楽器には詳しくないですが、法螺貝には穴ないですよね?」、鎌田さん(以下か)「穴しかないんです」(客爆笑!)。ま「法螺貝の法螺と嘘ってのは関係あるんですか?」、か「あるんです。法螺ふきは嘘つきの代名詞だけど、法螺貝そのものは180度反対の意味、法は真理を螺旋のように響かせて世界中に伝えること、法螺とは真理の意味合いをもっている、日本に入ってきて滑稽な意味合いになっていった」。か「本当に力のある山伏は厳しい修行をし知識も持っていたが、反対に今の振り込み詐欺みたいな人を騙す山伏もいた。そして民間の中に人を騙す山伏のイメージが広がった、イメージのコペルニクス展開ですね」、ま「(苦笑)、、、コペルニクス的なのか判りませんが(客笑)、法螺もそれだけ強大になると信じがたい、本当の強大な真理は嘘に近いんではないか?」、か「(何おっさられたか忘れました)」、が、、、ま(苦笑)、、、みたいな、萬斎さんの質問に対してどんどん先に行ってしまう鎌田さん、萬斎さん苦笑、そんな感じのポストトークでした。
ま「天狗と山伏の格好が似てるのは何か関係あるんですか?」、か「天狗は山や森の精霊が妖怪化した姿、川の精霊が妖怪化したのが河童でそれぞれ山と川の神。」、ま「山に力を持つってことで山伏とオーバーラップして天狗の姿になったんですか?」、か「陰陽師(、、、とここで萬斎さんが指立てる格好してみせる)の安部晴明が陰陽道を習ったのは賀茂一族。賀茂一族ってのは実は先祖はヤタガラス。山伏の元祖の賀茂氏の文化、つまりヤタガラス的な山伏の一つの典型的なもの。」、ま「天狗の最初のかたちはカラス天狗なのか」、か「カラスってのは人類全体の原型的な何かのイメージなのではないかと思う、それが山伏と天狗に繋がっていくのではないか。修行して跳ぶ(飛ぶ)ってことは非常に重要。以前萬斎さんの三番叟を見たとき、三番叟ってのは山伏の文化が元にあるのではないかと思った」、ま「カラス跳びって言いますからね、なんでカラスなのかって思ってましたけど」、か「カラス跳びってのはその人は身につけた霊力を比べるような修験者仲間のコンペなんぢゃぁないか」、ま「ぢゃ、ありゃぁやっぱ高く飛んだほうがいぃんですかね」(嬉しそぉな萬斎さんに客笑)、そして萬斎さんがスカサズ食いついた話、か「凄い法力を持った修験者が飛んでるとき下で綺麗な女性が洗濯してるのに見惚れているうちに落っこちて法力なくなっちゃうって話、狂言になりそぉですね。(で萬斎さん苦笑気味に「えぇ、、」)、ま「カラス跳びでちょっと嬉しかったのは、負け惜しみもあってそんな高く跳ぶもんぢゃぁないとかよく言わたりしてるんですけど」(客笑)、か「萬斎さんの三番叟観てよくできてると思ったし(萬斎さん苦笑)、修練の度合いがはっきり現れる儀式性のある演目、神あるいは霊がついて高く跳ぶってゆぅのがあるので高く跳ぶってのは昔とても重要だった時代があった、萬斎さんの高く跳ぶってのは最初の三番叟の原型に近いもんぢゃぁないかと思う(萬斎さんニヤニヤ)」、ま「農耕儀礼だっつうから田んぼをからすがちょんちょん飛ぶってのかと思ってた」、か「狂言劇場のテーマが嘘ってんで大変面白いと思った、人間の民間信仰を調べていくと嘘が極めて重要、嘘ってのはむしろ肯定的に村の文化では使われてきた、虚偽よりも面白いとゆう意味でヲソと呼ばれ、これは非常に大切だった。」、ま「劇場で観るってのも全部嘘を観るってことですよね」、ま「今日本当にみんな大見得きって嘘ついてんな、って思ったのが隠れ蓑着て誰も消えてねぇぢゃぁねぇか(客爆笑)。『どぉです皆さん、声はすれども姿は見えず』って、アレでみんな何を共有したんだろって」、か「まさに狂言てのはトリックスターの世界ですよね」
オオマカ、こんなお話でした。
鎌田さん、とっても面白い方ですねぇ。また何かの機会にお話を聞かせていたらきたいもんです。
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| 伝統芸能を観る | 2008-12-03 | comments:0 | TOP↑

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