ぐ~たらばんざい♪

ご贔屓さん中心の狂言・演劇の感想、ガキんちょの成長記録や落書きざんす。

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観てきました♪『SISTERS』1回目

文化庁の新進芸術家海外留学制度で、今年秋からロンドンに留学する長塚圭史さん。
留学前最後の書き下し作品とのことです。
sisters
『SISTERS』
2008年7月12日(土) PARCO劇場
19:00開演 21:20終演

作・演出:長塚圭史
出演:松たか子、鈴木 杏、田中哲司、中村まこと、梅沢昌代、吉田鋼太郎

あらすじ:
ある寂れたホテル。このホテルのレストランを切り盛りしていた操子の突然の死により、今は彼女の夫である三田村優治(中村まこと)がホテルを経営しているが、客足は遠のき経営困難に陥っている。優治は、従兄弟で東京のビストロでシェフをしている尾崎信助(田中哲司)に、レストランの新メニューを作ってくれるよう助けを求める。新婚旅行を終えたばかりの信助は、妻の馨(松たか子)と共に数日という約束でこのホテルにやって来る。どことなく精神的に不安定で、過去を語ろうとしない馨だが、信助は寛容に受け入れ愛情と誠意をもって接している。このホテルには、長年勤めている従業員真田稔子(梅沢昌代)がいるが、親友であった操子の突然の死にショックを受け精神的に混乱している。その稔子は、ホテルの一室に10年ほど前から暮らしている操子の兄であり少年少女向け小説の作家である神城礼二(吉田鋼太郎)と、もうすぐ20歳になる娘の美鳥(鈴木 杏)が気に入らない様子。父親にひとかたならぬ愛情を抱いている美鳥が馨に近づいてくことにより、馨の隠された過去がじわじわと忍び寄ってくる。


田中哲司さんにとっては、連続で長塚圭史作品2度目の登場となります。
一目ぼれな長塚さん×洋モノかぶれの私を和モノに向けてくれた最初の役者タナテツさん、これは観ないわけにはいかないですってのっっっ!


セットは寂れたホテルの一室。上手にサイドテーブルを挟んで2台のベッド。ベッドの頭側には格子状にサンの入った大きめの窓。その横の壁には額縁に入った絵が架かっている。正面にドアが1つ。下手にはスタンドが置かれた机が1つ、舞台中央に向いて置かれている。机の足元には本が何冊か積まれおり、机の後ろの壁際には綺麗な背表紙の本が何冊か並んでいる本棚。その向こう側には茶色く塗られた部屋のメインのドア。部屋の中央には小さなテーブルと椅子が2脚。上手側の絵が架かっている壁から床にかけて、裂け目が入っているような黒い跡。

休憩なしの役2時間20分のお芝居です。
濃厚、、、超が付くくらい濃厚、濃くて重くて、もぉこれ以上私の身体ん中には詰め込む余裕なんかないよぉって思うくらいずっしりとした密度の濃い2時間20分でした。

登場人物は基本的には6人だけれども、舞台上はほとんど2人づつの会話劇です。
会話が進むに従ってその人物の背景が少しづつ少しづつ明らかになってゆく。次に一体何が起こるのか判らない。一言も漏らして聴くことは許されない、観ている間ずっとそんな気持ちでした。単刀直入な台詞があまりないので(エグい言葉はありますが)、それぞれの台詞を観ているこちらが繋げながら想像していく推理物語のようでもあります。
翻訳劇の文語調な会話が好きな私なのですが、このSISTERSはなんとなく翻訳劇の雰囲気も感じられたんだけど、どぉしてかな?
ホテルの一室のセットを馨達の部屋、父娘の部屋として使っていますが、この2組が1つの部屋で入れ替わったり交差したり重なったり、と異なる空間が混ざり合う演出がとても洗練され効果的で印象に残りました。バスルームとの境の壁が照明のあて方で透けて見えるようになっていて、中に干してある何枚もの白いシャツが不思議と美しかったなぁ。この透ける壁って長塚さんよく使われるセットなのでしょぉか?『失われた時間を求めて』でも使ってましたよね。

子供の頃に受けた精神的な傷がトラウマになって今でも引きずっている、、、って最初はそんなお話(て言っても軽く思ってるわけではないですが)だと思ってたんだけど、でもこれってファザコンと嫉妬のお話だよね、そしてそこからどぉやって抜け出すかのお話、、、だよね。父親が自分でなく妹を選び自分を残し2人で手の届かないところへ往ってしまった、残された馨はその悔しい思いを父親の性的虐待とゆぅ罪に置き換えて心の底にしまい込んだ、、、ともりなのだけれど、それは密かにずぅっと馨を支配し続けていた、、、みたいな感じかなぁ。
これって何ってゆんんだっけ、、、えっとぉ、、、「呪縛」だ。
「人間は自分が絶対的にコントロールできる存在を欲しがる、親にとってはそれは子供」みたいなこと馨は言ってたけど、その呪縛からどぉやって子供が自分を解放させるか。
壁や床の裂け目から、どんどん湧き出てくる水、それは馨が誰にも言えず心の奥底にしまい込むようにして隠しておいた感情の表れかな、、、。一度捌け口を見つけてしまったら、もう止めることも出来ず全てを吐き出した、、、のかな。いや、全てかどぉかは判らないんだ。溢れ出る水とともに流れてくる彼岸花(曼珠沙華)がとても美しかった、ちなみに、花言葉は「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」だそぉです。
最後の場面、ひとり水の中に入ってなかった信助ですが、それは他の登場人物のよぉに異様な世界にまだ入り込んではいないとゆぅことを表わしているのでしょぉか。「帰ろう!我が家へ」とゆぅ言葉に素直に「はい」と答える馨に、少しだけど明るい未来を見た感じがした私でした。

松たか子さん
ナマの演技初観です。
最初の台詞から上ずったような発声で、、、大きな舞台でのミュージカルの演技ですか?と思ってしまったのですが、これは精神不安定な人間だから、ってことなのでしょぉか、、、。それともアレが普通の喋りなのかなぁ?他でのお芝居を観たことがないので比較できないのですが、でもこぉゆぅのって比較するもんぢゃぁないですよね。終始、あの上ずった喋りが気になってしまって、、、感情爆発の場面はいぃんですけど、、、。

鈴木 杏ちゃん
奔放で強いようでいて実は繊細な女の子を確実に演じていると思います。しっかりした声がよく通り、長台詞もはっきり。馨に父親の罪を指摘され、ショックで震えながら電話をかけようとする場面はとても良かった。三田村に詰め寄るところなんて、したたかな女だったし。今は大女優となった松たか子さんを相手にしても一歩も引けを取らない確実な演技をしてると思います。

吉田鋼太郎さん
シャイクスピア劇を観たことがない私には、吉田さん=ガマザリの頑固じじぃ。今回も自分勝手な父親を演じています。途中までは一見ヒトの良いおじさんなのだけど、馨に美鳥との関係を指摘されると、自分のエゴ丸出しで開き直る。吉田さんは馨にくってかかるところから美鳥の妊娠でショックを受けるところまで、感情の起伏を見事に表現されています。台詞の説得力は素晴らしいですね。
ちょっと声の調子が良くなかったのかな?聞き辛いところが時々ありました。ガマザリの時はあんなにガラガラではなかったよぉな気がするのですが、、、。

梅沢昌代さん
稔子の鼻歌とたわしゴシゴシの音でこのお芝居が始まるんですけど、しょっぱなから観客の奇異の目を引きつけてました。登場場面はそんなに多くはないのですが、稔子のおかしな言動は、このホテルに何か普通ではないことがあったんだ、と疑わざるをえない。

中村まことさん
ただの軽薄なだけの男かと思いきや、気弱なエロおやじでもあった。でもこぉゆぅヒトって居るよねきっと結構、って役。一番普通の人間ぽかったりして。妻の操子が自殺したのに全然へこたれてないようにも見えるけど、、、でも実は操子の秘密も知っていて、諦めてたりとか、、、。他人の痛いところに漬け込んだりするけど、陥れるところまでは考えてもいない、反対に自分の行為を指摘されるとスゴスゴと逃げてしまう、そんな感じの三田村でした。

田中哲司さん
昨年も思ったんですよね。
お芝居観るよぉになってからまだちょっとしか経ってないですけど、何人か特別に好きな役者さんいますけど、ナマでお芝居観る前にこんなに期待でドキドキする役者さんって他にいないんです、田中哲司さん。なんかねぇ、、、タナテツさんって、舞台だとこちらで想像できない演技をされるんですよねぇ、、、。声とか台詞回しとか立ち居振る舞いって、どの役もあまり変わらない(TVドラマでも)タナテツさんなんだけど、舞台に立つとそぉゆぅのを越えて、何て表現していぃのか判らないんだけど、あまりに自然すぎるってゆぅのか、、、舞台の空気に溶けちゃってるってゆぅのか、、、役者さんがその役になりきってるってゆぅのでなくて、登場人物その人が存在してるってゆぅか、、、。なので存在感がとてもずっしりとていて。不思議だなぁ~~。
今回の役は当たり役と言ってもいぃのではないかと思います。素直な言動で笑いを誘ったり、馨のわがままを本心とはウラハラに聞き入れてしまったり、深い愛情と誠実さが滲みでてる。タナテツさんファンの私としては、大満足なのであります。
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| 田中さんあれこれ | 2008-07-14 | comments:6 | TOP↑

COMMENT

とぐろさん、こんにちは。

あの洗濯物のシーン・・・美しかったですよねぇ。
私も、あのシーン大好きです。
そしてあの手法は、他の舞台でも使われてたんですねぇ。
( ̄ロ ̄)

最後の場面で、ひとり水の中に入ってなかった信助・・・。
なんとなくなんですけど、
プレビューの時は、哲司さんが水の中に
足を踏み入れていたような気もしている私です。
( ̄-  ̄ ) ンー・・・記憶が曖昧・・・

「SISTERS」は、色んな解釈を想像できる舞台だったので、
私もスゴイ大満足でした。
(  ̄▽ ̄)ノ

| 瑠華 | 2008/07/17 13:42 | URL |

瑠華さん♪

こにちは、ようこそおいで下さいましたぁ~!
私も阿佐スパ舞台、1回しか観たことないのですが、その時にも使われてて、
やっぱりとても美しかったんです。

最後に信助が水に入るか入らないかで、解釈も変わってくるよぉな感じもしますよね。
あそこの場面は実家に帰ったはずの信助が戻って来たって思っていぃんですよね。
だとすると、あんな状態の馨なので馨の傍まで来て我が家に帰るよう説得するのが普通かも、、、それをわざわざドアのところで立ち止まるってことは、、、。

なんだかどの場面をとってみても、その台詞の影に何かがあるよぉで、
ホントに面白い舞台でした。
そしてそんな舞台に哲司さんご出演ってのが、また嬉しいですねぇ♪

| とぐろ | 2008/07/17 16:48 | URL | ≫ EDIT

よっし♪

いい芝居でしたね~

信助がいなかったら、哲ちゃんがやってなかったら
ちょっとキツイ舞台になってたような気もしますね~

>わざわざドアのところで立ち止まる
そうそう!ここ、気になった!
これと馨の「・・・はい」で信助と馨の将来って大丈夫か?
って思っちゃったんですよね(笑)

| ぴら | 2008/07/17 19:08 | URL | ≫ EDIT

ぴらさん♪

タナテツさんご本人も「信助のよぉな良いヒト役は
今迄あまり演じたことがないから嬉しい」みたいなこと話してましたね。
タナテツふぁんです、大絶賛です、ヒヒヒ!

あの最後の馨の「・・・はい」って、まだまだ上の空って感じもしますしねぇ。
「我が家」があることに気付いた感じもなきにしもあらず、、、
で、かなり微妙ですよねぇ。。。

| とぐろ | 2008/07/18 14:34 | URL | ≫ EDIT

重かったねぇ

テーマ的に重く深いモノだったので、観てるほうも緊張しまくってました。(笑)

松さんはねぇ~、今回はかなりテンション上げまくってたと思うよ。
もっと落ち着いた役も、デキる子だからね。(笑)
ま、次回作で違った役を演じる松さんを実際に観てみてくださいね♪
哲っちゃん、イイ人の役だったねぇ。
でも私はひねくれた見方をしちゃいました。(笑)

ラストでの水と曼珠沙華の演出は、本当に綺麗でしたねぇ。
水が沸いてきたのが全く気付かなかったです。
哲ちゃんだけが水の中に入ってなかったのは、、、
履いてた靴が大好きだったってことで。(笑)

| 麗 | 2008/08/10 01:47 | URL |

麗さん♪

松さんってぇと清純派って思ってたんで、水でビチャビチャになりながら
エゲツない言葉を連発ってので最初驚きましたねぇ~。
次回作はパイパーだっ!どんななんだろか?
タナテツさん、初めて見た役がイィ人だった私なので、
そん時の気持ち復活でホカホカな気分でしたよぉ~♪

水が湧いてきたのって、美鳥が秘密を打ち明けるくらいの
とこらからでしたっけか?
どっかの新聞評で”羊水”をイメージしてるってあったけど、
私はそぉは思えなかったですねぇぇ。
>履いてた靴が大好きだったってことで
ギャッハハハ!座布団120枚!!

| とぐろ | 2008/08/10 16:28 | URL | ≫ EDIT















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